<バレーボール:W杯男子大会・日本1-3ポーランド>◇5日目◇25日◇大阪市中央体育館

 バレー界の「ニュープリンス」が奮闘した。大会2度目の先発出場となった八子大輔(23=JT)は、チーム2番目の12得点。スパイク決定率も64・7%と高い数字を残したが「まだ苦しい場面でトスに合わなかったり、フェイントで簡単に取られたりした。サーブで狙われて返せなかった」と反省しきりだった。

 埼玉・深谷や東海大で活躍。甘いマスクで女性ファンの声援も多く、実力も大会を通じて上昇中だ。「今まで5試合、1日1日が勉強のつもりでやっていますし、だんだん自分のプレーはできている」と手応えをつかむ成長株に、植田辰哉監督(47)も「八子は現時点で、もっといいパフォーマンスができる。まだ力を出し切れていないと思えるくらい、できると思っています」と期待を寄せた。