<バレーボール:プレミアリーグ決勝ラウンド>◇4日目◇24日◇国立代々木競技場

 レギュラーシーズン1位の東レが、2季ぶり4度目の優勝を飾った。決勝で、同2位の久光製薬に32-30、25-16、25-22でストレート勝ち。女子日本代表の主将、荒木絵里香(27)、エースの木村沙織(25)らが、輪になって歓喜に浸った。

 第1セットがすべてだった。24-22で最初のセットポイントを握ったが、そこから追いつかれ、もつれにもつれた。しかし、最後は木村のスパイクなどで突き放し、そのまま波に乗った。昨季は、東日本大震災の影響で、レギュラーシーズン途中で打ち切り。その時点での順位で優勝が決まり、2位だった東レは4連覇を逃した。「去年の悔しさを晴らしたかった」(木村)。

 女子は、これでリーグは全日程終了。4月2日に代表が招集され、5月19日からロンドン五輪世界最終予選(東京体育館)に挑む。