<岐阜国体:バレーボール成年女子決勝・佐賀県3-0滋賀県>◇8日◇岐阜・美濃加茂市中央体育館

 Vプレミアリーグ同士の決勝となった成年女子では、ロンドン五輪代表の新鍋理沙(22=久光製薬)が佐賀県を引っ張った。持ち前の堅実なレシーブと強打で、東レのメンバーで構成された滋賀県に3-0と快勝。今大会4試合すべてストレート勝ちで優勝を決め、7月に就任した元日本代表セッターの中田久美監督(47)に「監督初タイトル」を贈った。

 五輪ではチーム最年少ながら主力として活躍し、28年ぶりの銅メダルに貢献した。「五輪では一番下でみんなに引っ張ってもらいましたけど、チームでは自分から引っ張っていくようにと思ってます」と意識も高い。

 新監督によるチームの変化も感じる。「意識が全然変わった。去年は悪かったところがあってもそのままだったけど、今は仲間同士で厳しく言っています。1つ1つが高いレベルで、すごく充実しています」。11月から始まるVプレミアリーグでは、6季ぶりの優勝を狙いに行く。