<女子バレーボール:ワールドグランプリ>◇決勝リーグ◇22日◇東京・有明コロシアム

 日本が悲願の金メダルに大きく近づいた。世界ランク3位の日本は、同5位ながら主力を欠いた中国を圧倒。エース木村沙織(28=東レ)やサウスポーのホープ、長岡望悠(みゆ、23=久光製薬)が次々と得点をあげ、3-0で3勝目をあげた。

 勝ち点を9と伸ばした日本は、初のメダル獲得に王手。第4戦で世界ランク22位のベルギーから1セットでも奪えば3位以内、勝てば銀メダル以上が決まる。さらに、勝ち点7の2位ブラジルがロシアに敗れるか、勝ってもフルセットまでもつれた場合、ベルギーにストレート勝ちで一気に初優勝まで決まる。

 スパイクでチーム最多の16得点した長岡は「いつもと同じ意識でやった。勝ててよかった」と淡々と話しながら、驚異的な72%の決定率だったことを聞き「びっくりしています」。真鍋監督も「今日の長岡はトスが上がれば全部決まる感じだった。毎試合こうだとうれしい」と、笑顔で話していた。