日本バスケットボール協会の石川武会長代行が14日、日本オリンピック委員会(JOC)の無期限停止処分に猛反発した。都内で開かれた日本リーグプレーオフ会見で、JOCが無期限資格停止、五輪派遣の見送りなどの方針を固めたことについて「犯罪的な行為を犯したわけじゃない」と不快感を表した。

 JOCは同協会の運営が正常化しない限り処分を解くつもりはない。しかし、石川会長代行は「我々は正常化しているつもり」と見解の違いを強調。JOCとの約束を無視して新役員を決めたことについても「裏切ったわけでもない」と反論した。

 「(協会には)60万人の登録者がいる。勘弁してほしい。泣く子とJOCには勝てないよ」と泣き落としで訴える場面もあったが、最後は「窮鼠(きゅうそ)猫をかみますよ!」とJOCへ挑戦状をたたきつけた。17日に協会として公式の会見を開く予定。JOCは18日の理事会、評議会で最終決定を下す。【吉松忠弘】