全国高校選抜バレー(春高バレー)は20日、代々木第一体育館で開幕する。3年ぶり3度目の出場となる県女子代表の島田商は、初戦(21日)で札幌大谷(南北海道)と対戦する。05年に念願の1勝を挙げた島田商の選手たちは「まずは先輩超え」を合言葉に全国の舞台に乗り込む。
チーム一丸で春高バレー「2勝」を目指す。初戦の相手は4年連続9回目の出場となる札幌大谷。「情報?
身長が高いセンター(窪田彩花、181センチ)がいることは分かっているが、それ以外は何も知らない。1人1人が1・0の力を発揮するだけ」と畑正剛監督(46)は動じない。100%ではなく「1・0の力」。「がんばりすぎちゃダメ」と、指揮官は選手に過度の重圧をかけないために独特の表現を用いる。
練習も風変わりだ。日々の練習メニューは森田結香主将(2年)が中心になって作成。練習のほとんどを選手主体で行う。「大事な局面では一瞬の判断が勝敗を左右する。いつも考える癖をつけることが目的」と畑監督。森田も「苦しいときにこそ生きてくる」と実感している。指揮官の提唱する「考えるバレー」が浸透してきたことが、県大会で1セットも失わない最強軍団をつくり上げた。
県大会前、ベンチ外の選手が部のモットーにしている「顔晴る(がんばる=失敗しても下を向かず笑顔を忘れない)」と記したお手製のお守りや応援歌を作成。「的確なアドバイスも大きな応援もしてくれて。すごい力になっている。チーム全員で、先輩たちのできなかった春高2勝を達成したい」と攻撃を操るセッターの森田主将は意気込んだ。【鶴智雄】


