異例のやり直しとなったハンドボールの北京五輪アジア予選について、アジア・ハンドボール連盟(AHF)などが国際ハンドボール連盟(IHF)をスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴した件で、CASは20日、男子はIHFが実施したやり直し予選を有効と認めたが、女子の再予選は無効とする仲裁結果を発表した。これにより、男子は韓国、女子はカザフスタンがアジア代表で出場する。
日本は男女とも北京五輪への道が残された。男子は予定通り、5月に開催される世界最終予選に参加。女子はもともと昨年12月の世界選手権の結果で、今月末の世界最終予選に回ることが決まっていた。同予選の組み分けは変わる可能性が高くなった。
CASのリーブ事務局長は「仲裁人は男子の予選の映像を精査した結果、やり直しが妥当だと判断した。女子の予選は、IHF側から提出された証拠物件がやり直しに十分でないとみられた。男子の方が(偏った判定が)深刻だった」と説明した。女子は、カザフスタンで行われた予選での撮影が禁止されたため、試合の映像がなく、判断材料を欠くと判断された。
昨年の五輪アジア予選では男子がクウェート、女子はカザフスタンが1位となり、五輪出場権を獲得した。しかし「中東の笛」と呼ばれる不可解な判定を疑問視した日本、韓国の訴えを認め、予選やり直しが決定。1月の再予選では男女とも韓国が日本を下した。AHFとクウェート、カザフスタン協会は再予選を無効とするよう求めていた。



