<bjリーグ:東京88-86仙台>◇プレーオフ東地区決勝◇3日◇有明コロシアム

 仙台89ERSが86-88で東京アパッチに惜敗し、イースタン・カンファレンス(C)の優勝を逃した。第2Qに一時、16点差まで離されるも、徐々に反撃を開始。第4Qに逆転するなど意地を見せたが最後は力尽き、悲願のリーグ制覇にも届かなかった。4日の3位決定戦でプレーオフ初勝利と、チーム最高位3位をかけ、ライジング福岡と対戦する。

 歓喜して抱き合う東京の選手たちと対照的に、仙台の選手はうつむき、時折スタンドを遠く見詰めながら引き揚げる。ベンチに座るとしばらく、ぼうぜんとした表情でたたずんだ。レギュラーシーズンを1位で通過しながら、地区優勝を東京にさらわれた。楽天、ベガルタ仙台を含め仙台の3大プロチームとして初となる「日本一」への道も絶たれた。浜口炎ヘッドコーチ(HC=38)は「これが一発勝負の厳しさ、という感じがしました。非常に残念」と無念さをにじませた。

 最大16点差から、第4Qには一時3点リードするなど、意地を見せた。残り5分は、追いつ追われつの展開。だが83-86の第4Q残り3秒、同点を狙ったワーティーの3点シュートが外れ万事休した。直前のタイムアウト(残り17・8秒)での浜口HCの指示は「2点でも3点でもいい」だった。「3点ならパット(ワーティー)ではなく、ボビー(セントプルー)だったが、最後はたまたま、ああいう形になった」と同HCは振り返った。

 序盤のフリースロー(FT)のミスが、最後まで尾を引いた。第1Qは成功率50%の4本と、仙台らしくなく苦しんだ。「FTがいつも通り入っていれば。“たられば”が多い試合でした。ジャンプボールも、こっちに流れてこなかった」と同HCは続けた。

 今日の3位決定戦が、今季最後の試合となる。勝てば過去最高位だ。2年前のプレーオフは2敗。「あと1つ。しっかりいい試合をしたい」と同HC。イースタンC1位のメンツにかけても、2敗で終わるわけにはいかない。【清水智彦】