<全日本男女選抜バレーボール:パイオニア0-3デンソー>◇5日目◇5日◇大阪府立体育会館◇男女準決勝
パイオニア(山形)が準決勝で力尽き、今季公式戦を終えた。初戦から若い布陣で勝ち上がったが、今季リーグ準優勝のデンソー(愛知)に力で押し切られストレート負けした。3年ぶりの優勝は逃したが、2年連続3位。来季へ向けて手ごたえをつかんだ。
4日の準々決勝(NEC戦)は、セットカウント0-2から逆転勝ちした。同様に2セットを先取されたこの日は、計6回のテクニカル・タイムアウトすべてで先行され、1度も流れをつかめず完敗した。吉田監督は「レギュラーシーズンと違うラインアップで臨んだが、あえて若手とは言いたくない。力の差はまざまざと見せつけられたが、光はあると思う」と前向きに話した。
すべては来季リーグをにらんだ布陣だった。09年度から始まる女子トップリーグ8チーム制。来季は現在の10チームから下位2チームが降格する。サバイバル・リーグを前に、吉田監督は今大会で新戦力の可能性を試した。
今春、高校を卒業したばかりのライト冨永、センター香田が、今大会で社会人公式戦デビューした。
特に冨永は、セッター南の対角で2セッターの役割も果たした。今季途中からセッター内田が現役復帰したものの、いつまでもベテランに頼ってはいられない。
アタッカー陣もライト細川が不慣れなセンターをこなし、レフト杉本もエース栗原の代役を務めた。吉田監督は「選手たちは自信になったと思うし、チームは向上する」と手応えを口にした。【佐々木雄高】


