<テニス:ウィンブルドン選手権>◇11日目◇4日◇ロンドン・オールイングランド・クラブ◇男子シングルス準決勝
【ウィンブルドン=吉松忠弘】王者ロジャー・フェデラー(26=スイス)が、1886年ウィリアム・レンショー(英国)以来122年ぶり史上2人目の6連覇に王手をかけた。世界75位のマラト・サフィン(28=ロシア)を6-3、7-6、6-4のストレートで破り、決勝で3年連続で同じ顔合わせとなる同2位のナダル(22)と対戦する。女子決勝は03年以来ウィリアムズ姉妹の対決となった。
フェデラーの強さだけが際だった。1度もサーブを落とすことなく、横綱相撲でサフィンのパワーを封印した。「ほしい時にポイントも取れた」。最後は、フェデラーのバックが火を吹いて、あっけない幕切れとなった。
両者は05年全豪準決勝で、4大大会史上に残る打ち合いを演じた。サフィンがマッチポイントをはね返し、フェデラーに勝ち、そのまま優勝を飾った。しかし、現在のサフィンは75位。すでにフェデラーの敵ではなかった。
ここまでセットを失っておらず、ストレート勝ちで優勝すれば、自身初、42年ぶりの完全優勝で2世紀を超えての快挙を飾れる。「これまでは完ぺきな勝ち上がり。残り1勝だ」。ウィンブルドンの連勝も、この勝利で40となり、優勝でボルグの持つ大会最多連勝記録にも並ぶ。「(決勝では)最高のプレーだったと言いたい」。自信満々だ。



