<陸上:高校総体>◇1日◇4日目◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

 男子200メートル決勝で、世界ジュニア日本代表の梶将徳(福島・白河旭3年)がトップと1/100秒差の21秒52で優勝を逃した。大会初日に行われた100メートル決勝でも、この日2冠達成の本塩遼(栃木・那須拓陽3年)に0秒05差で敗れて準優勝。昨年の秋田国体(少年A)100メートルから全国3大会の決勝5レース連続2位の梶は、秋季国体で銀メダルばかりの“シルバー・コレクター”返上を誓った。

 5レーンスタートの梶を含め、ファイナリスト8人がゴール手前50メートル付近まで横一線のデッドヒート。最後は左隣の4レーン本塩との一騎打ちになったが、やや仕掛けるのが遅れたフィニッシュの差が0秒01差の明暗を分けた。昨年の3位は上回ったが、梶は「2位は不満です。2冠はさせたくなかった。タイム的にも100分の1秒差なので悔しいです」と話した。

 6月の東北大会決勝と7月の世界ジュニア選手権(ポーランド)予選で、今季高校ランク1位の21秒34をマーク。だが帰国後、県総体(国体予選)なども重なり、両足に張りを感じるなど、体調は万全ではなかった。だが、梶は「100分の1秒差は技術よりも気持ちの問題だと思う」と反省。「スタートとコーナーからの入りを練習して、国体と日本ジュニアでは気合を入れ直して(本塩の)3冠だけは防ぎたい」と意欲を見せた。

 一方、白河第二中からのチームメート田嶋和也(3年)は、昨年の2位から6位に甘んじた。志望大学が異なるため、同じユニホームで決勝レースに出られるのは10月の日本ジュニア選手権100メートルが最後になる。梶は「シルバー・コレクターとは呼ばれたくない。(田島)とワン・ツーを目指したい」と雪辱を誓った。【佐々木雄高】