<ソフトボール・女子日本リーグ:ルネサス高崎6-1豊田自動織機>◇7日◇北海道石狩市スポーツ広場

 ソフトボールで日本を金メダルに導いた世界一のエース上野由岐子(26=ルネサス高崎)に「皆勤指令」が出た。7日、北海道石狩市での日本リーグの豊田自動織機戦後、宇津木麗華監督(45)が「日本リーグの残り全部、上野に任せたい」と今後9戦に登板させる意向を示した。

 「お客さんも上野に期待している。今の上野の調子なら投げさせたい」と同監督。若手を先発させ、上野で試合を締めるなど複数の起用プランがあるが、全戦先発の可能性も十分。ソフトボールの盛り上げ、そして3年ぶりのリーグ優勝に向け、エースの「鉄の右腕」にすべてを託す。

 この日の上野は3000人を超える観衆の前で、4回に3安打を浴びて1点を失いながらも、被安打7、9奪三振で完投。6-1の勝利に貢献し、開幕以来13戦連続先発で13連勝をマークした。「五輪の決勝の3連投で進化したと思う。今は勝ちにこだわらなくても勝てる自分がいる」という抜群の安定感を誇る。

 「五輪もリーグも同じ。チームの3冠(リーグ、全日本総合、国体)が今の目標です」。自身と遠藤(日立ソフトウェア)が持つリーグ最多勝利記録「17」を超えれば、リーグ全22戦22勝という偉業も見えてくる。五輪を終えても、上野に休む暇はない。【菅家大輔】