フィギュアスケートの07年世界女王の安藤美姫(20=トヨタ自動車)が14日、横浜市内での「チャンピオンズ・オン・アイス
2008」に出演。今季のショートプログラム(SP)を国内初お披露目した。1人の芸者の数奇な運命を描いた映画「SAYURI」のテーマ曲「ザ・チェアマンズ・ワルツ」を使用したもので、深紅の衣装で氷上を舞った。
リンクが狭く、本来よりジャンプの数を減らすなど「完全版」ではなかったが、「部分公開」で2度の3回転ジャンプ、1度のダブルアクセル(2回転半)を着氷。日本連盟を通じ「ミスなく気持ち良く滑れた」とコメントした。
新楽曲は「米国でダンスの番組を見て、この曲をやっている人がいてすてきだと思った」のがきっかけで選択。昨季までのテーマ「セクシーさ」ではなく、やや暗めの曲調の中で「芸者の曲だけど芸者のイメージではなく、一輪の花が一生懸命生きているという柔らかさの中にも強さを出して滑りたい」と新たな「安藤色」を示した。
昨季は右肩の古傷に加え、3月の世界選手権では左ふくらはぎ肉離れでフリーを棄権するなど故障に泣いた。10年バンクーバー五輪につながる重要なシーズンに向けイメチェンした元女王。今月下旬に渡米し、今季初戦のスケートアメリカ(10月23~26日、米エバレット)に臨む。



