<テニス:東レ・パンパシフィック>◇15日◇東京・有明テニスの森公園◇予選シングルス3回戦
世界251位のクルム伊達公子(37=エステティックTBC)が、シングルスで自力による約11年10カ月ぶりのツアー本戦出場を逃した。本戦出場決定戦で同41位のアレクサンドラ・ウォズニアク(21=カナダ)に1-6、1-6のわずか58分で完敗。それでもプレーには手応えを感じ、ツアー参戦への自信を見せた。
2日連続のトップ50選手の壁は厚かった。ポイントは競ってもゲームが取れない。「試合はゲームが取れて勝たないとダメ。その点で歴然と差があった」。わずか2ゲームしか奪えない完敗は、復帰後初めての屈辱だった。
だが、ツアー参戦への自信は高まった。「全く歯が立たないとは感じなかった」。37歳の年齢より、問題は約12年のブランクだった。だがそれも「ツアーレベルの選手とプレーできるチャンスが増えれば対応できる」という。少しでもたくさん高いレベルで試合がしたい。そのチャンスは、まだ残されている。1回戦がすべて終了するまでは「ラッキールーザー」として本戦に出場できる可能性があるからだ。推薦で本戦から出場するダブルスも、伊達にとっては世界へつながる舞台となる。【吉松忠弘】


