男子テニスの錦織圭(18=ソニー)が、フェデラーを超えた!
国内1年ぶりの試合となるAIGオープン(29日開幕、東京・有明テニスの森公園)出場のため24日、帰国した。8月の全米オープンで日本男子71年ぶりの16強入りした18歳の凱旋(がいせん)大会に人気が沸騰。28日に公開練習が行われる前夜祭は、8000枚のチケットが売れた。昨年のフェデラー欠場発表前と同じ売れ行きで、あと4日で上回るのは確実になった。
錦織が帰ってきた。日本はソニーとの所属会見を行った4月以来約5カ月ぶり。成田空港では30人を超える報道陣と、7台のテレビカメラに囲まれた。1年ぶりの凱旋試合。「家にやっと帰ってきたという感じです。プレッシャーもあるけど、頑張るしかない」と堂々と胸を張った。
昨年のAIGオープンがプロデビュー戦だった。初戦で敗退したが、それからわずか1年で急成長を遂げた。日本男子史上2人目のツアー優勝、最年少でのトップ100入り、全米71年ぶりの16強。日本テニス界の記録を次々と塗り替えた。「すごく充実した1年。自分としてもすごく成長したと感じている」(錦織)。人気も急上昇した。
今大会の前売り券は27、28日の土、日曜日分はほぼ完売。開幕前日の前夜祭は公開練習にもかかわらず、すでに用意した約9500枚中8000枚が売れている。有明コロシアム1コートで錦織と添田豪の公開練習など、4つのイベントが行われる。
フェデラーが出場予定だった昨年も、8000人の応募があった。しかし、フェデラーの欠場で公開練習は錦織-フェレールになり、来場者は3000~4000人にとどまった。今回は錦織の単独人気でフェデラーに並んだ。まだ残り数日あるため、フェデラー超えは確実だ。
すでに25日から練習の合間を縫ってイベントや会見などの行事で、錦織のスケジュールは埋まっている。帰国した24日の夜だけが自由時間で、旧友とつかの間の再会を楽しんだ。「いろんな人に(自分の)テニスを見てもらいたい。昨年1回戦負けなので、とにかく1回勝ちたい」。全米で世界をうならせた「エア・ケイ」が凱旋試合で、いよいよ錦織フィーバーが幕を開ける。【吉松忠弘】


