<テニス:AIGジャパン・オープン>◇初日◇29日◇東京有明テニスの森公園

 世界136位の森田あゆみ(18=キヤノン)が、3度目の出場で初勝利を挙げた。同53位マリナ・エラコビッチ(20=ニュージーランド)に6-1、6-4のわずか69分でストレート勝ちした。男子では鈴木貴男(32)が日本人対決を制し2回戦進出を決めた。

 森田に力強いストロークが戻ってきた。北京五輪の初戦で2日がかりの大激戦の末に破った因縁の相手を返り討ちにした。「自分のプレーに集中できた。自分から攻撃することを気をつけた」と喜んだ。

 15歳で全日本を制した天才少女も、今年前半は苦戦が続いた。レベルの高いツアー大会の厚い壁に阻まれた。4月から7月まで10連敗。初めてスランプを味わった。しかし、2週前の東レ・パンパシフィック初戦で、世界19位のサバイを破り、自信と自分のプレーを取り戻した。「以前は、何もかもうまくいかないモード。今は気持ちがしっかりしてきた」。

 同じ年齢の錦織にも励まされた。北京五輪でメールアドレスを交換。8月の全米予選で初戦負けをした時に錦織から「また次があるさ」と初めてメールが来た。「錦織君が出てきてくれてうれしかった。私も負けないようにがんばりたい」。女子も18歳の天才が日本を引っ張る。【吉松忠弘】