<テニス:AIGジャパン・オープン>◇3日目◇1日◇東京・有明テニスの森公園ほか
日本のエースで世界84位の錦織圭(18=ソニー)が、いよいよ松岡修造の日本男子歴代最高46位を視界にとらえた。第16シードで同60位のギリェルモ・ガルシアロペス(25)をストレートで破った。3回戦で同13位のガスケ(22)に勝てば、日本男子歴代2番目の70位前後が確定する。鈴木貴男(32)も勝ち28年ぶりに日本男子2人が3回戦に進んだ。クルム伊達公子が生涯獲得賞金を日本女子2人目の200万ドルの大台に乗せた。
錦織が初戦の緊張から解き放たれ、自由奔放なプレーでシードを破った。「ストロークをしていれば余裕があった」。全米16強の自信は揺るぎなかった。
第1セットの第1ゲームがすべてだった。1ゲームとしては異例の22分間にも及ぶ長時間ゲーム。相手のサーブで14回のジュースを繰り返した。「試合を左右するゲームだった」。つかんだ9回目のブレークポイントで、相手のサーブを破り、気迫を見せた。初戦でプロとして国内初勝利を挙げて、肩の荷が下りた。その後は錦織のワンマンショーだった。
この1勝で、自己最高の世界ランク81位を更新することが確定した。3回戦のガスケに勝ちベスト8に入れば、本大会日本男子最高タイ記録で、70位前後まで世界ランクは上昇する。日本男子2番目の九鬼潤の74位を抜くことが濃厚となり、さらに上位進出なら松岡の46位は完全に射程圏内になる。
3回戦は日仏の天才対決だ。ガスケも錦織同様、ボールを自由自在に操る似たタイプ。「才能があるし尊敬している」。打倒ガスケで、錦織がツアー2勝目にひた走る。【吉松忠弘】


