「エア・ケイ」が有明を変える。テニスのAIGオープンは、錦織圭フィーバーで前半4日間で新記録の3万6899人を動員。これを機会に日本テニス協会は、来年格上げされる本大会と16年東京五輪招致に向け、会場の有明コロシアムとテニスの森公園の大改修を東京都に熱望することを3日、明らかにした。
問題は世界でも数少ない超高速のハードコートだ。今大会でも、多くの選手が不満を口にした。錦織も帰国会見で「ぶっちゃけ好きじゃない」と話した。87年にコロシアムが完成した当初は、やや速めのサーフェス。それが四半世紀近い摩耗で、表面がすり減り超高速へと「改悪」した。
有明テニスの森公園は83年に開園。続いて87年に、センターコートの有明コロシアムが完成した。同公園事務所によると、その後サーフェスの洗浄、補修工事、表層の塗り替えはあったが、大規模な張り替え工事は行っていない。
足が滑りやすく、負傷を引き起こす懸念があるのも問題だ。テニス関係者は「鏡のようで、危なくて仕方がない」と話す。AIGオープンは来年、賞金を現在より43万2500ドル(約4540万円)増の122万6500ドル(約1億2900万円)大会として生まれ変わる。16年東京五輪のテニス会場も有明が予定地。世界のトップ選手や日本の錦織らが活躍できるコートが求められている。



