<大分国体:陸上>◇4日目◇6日◇大分スポーツ公園九州石油ドーム
少年男子A400メートル決勝で、佐藤慧太郎(青森北3年)が46秒90で優勝し、全国高校総体と合わせて史上2人目となる2年連続高校2冠を達成した。自己ベスト(46秒84)更新はならなかったが、残り30メートル手前から独走。2位以下に0秒61の大差をつけ、来年の世界陸上挑戦も視界にとらえた。
佐藤が、北京五輪日本代表・金丸祐三(法大3年)に並んだ。2年連続の高校2冠は、金丸が大阪高時代の05年に達成して以来の快挙。直線勝負に自信を持つ佐藤は「準決勝まで前半から飛ばす人が多かったので、前半ついていけばラスト勝負に持ち込んで勝てると思っていました」と冷静に振り返った。
自らフライングを犯して再スタートを切ったが「ついていく」どころか、エンジン全開。「思ったより他の選手が伸びなかったので、200の地点でいけると思った」と勝利を確信。最終コーナー手前からトップに立ち、その差を広げてゴールした。
“同世代無敵”を不動にした。「速い選手より強い選手を目指したい。どんな状況でも戦略や力を出し切れる選手になりたい」とさらなる極みを目指す。8月下旬の東北総体でマークした46秒84の自己ベストは今季日本ランク12位。トップは金丸、2位にはやはり北京五輪日本代表の安孫子充裕(筑波大2年=山形・上山命新館)がいる。その筑波大に来春進学希望の佐藤は「春先から使ってもらえるように練習したい。リレーメンバーに入りたい」と夢を広げる。目指すは来年の世界陸上参加B標準記録(45秒95)突破。佐藤は「将来は出たい」と控えめに闘志を燃やした。【佐々木雄高】


