<フィギュアスケート:中国杯>◇3日目◇8日◇北京
07年世界女王の安藤美姫(20=トヨタ自動車)が、またもや4回転ジャンプを回避した。女子フリーで、冒頭の連続3回転ジャンプをミスすると、その後もジャンプで減点が目立ち、111・58点。6日のショートプログラム(SP)に続く2位で、合計でも170・88点で2位だった。191・75点で優勝した金妍児(韓国)とは、3位だった10月のスケートアメリカに続いて20点以上の大差。12月のGPファイナル進出圏内に残ったが、得意のジャンプに課題を残した。男子はSP7位の中庭健介(27=パピオク)がフリーで最下位の11位となり、合計164・94点の10位だった。
ジャンプが武器の安藤が、跳ぶたびに減点を重ねた。冒頭の2連続3回転が回転不足と判定されると、3回転フリップ、3回転ルッツ、演技終盤の3連続ジャンプと、次々とミス。7つのジャンプのうち4つが減点対象となった。それでも「ジャンプでミスしたけれど(今季初戦の)スケートアメリカよりも得点が出たことが自信になった。ここがゴールでない」と笑顔を見せ、必死に前を向いた。
今季初戦前、安藤は4回転について「全試合で跳びたい。たとえ状態が悪くても」と誓った。だが2戦連続で4回転に挑戦しないまま、今季のGPシリーズは初戦の3位、この日の2位で終了。例年通りならGPファイナル進出圏内の成績だ。だが両大会を制し、3連覇を目指すGPファイナルへの進出を決めた金とは、連続で20点以上の大差がついた。途中棄権した世界選手権を含めれば、今年に入って金に3連敗。このままでは引き下がれない。
「ファイナルで4回転にトライする。(五輪がある)来季に向け、今季はやらないといけない」と、安藤に最大の武器を解禁する決意が備わった。GPファイナルで、02年12月以来、6年ぶりの大技を成功させることしか考えていない。


