<全日本学生バスケットボール選手権:浜松大50-88青学大>◇3日◇神奈川・横浜文化体育館◇2回戦

 浜松大(東海1位)が、50-88で昨年覇者の青学大(関東1位)に完敗した。高さと速さを併せ持つ優勝候補筆頭の組織プレーに、序盤から大苦戦。初戦で38得点したエースのママドゥ・ディエイ(3年)は、21得点に封じ込まれて38点差で敗れ去った。それでも、この日出場した9人中8人が、3年生以下の若いチーム。司令塔の大石慎之介(3年)が「ガムシャラに練習して来年は勝つ」と悲願の「打倒関東勢」をあらためて誓った。

 手も足も出なかった。浜松大の6度目の関東勢挑戦も、屈辱的な敗戦に終わった。「やっぱり(青学大は)強かった。どんな時でも、冷静だった」。208センチのママドゥが、肩を落としてうつむいた。

 速いパス回しと頭脳的な連係プレーが持ち味の青学大に、立ち上がりから主導権を奪われた。それでも、第1クオーター6分すぎまでは、ママドゥの3点シュートや大石のカウンターでリード。

 しかし、そこから相手にゾーンディフェンスを破られて、一気に9連続失点を喫し、浮足だった。「これが地力の差でしょうね。ディフェンスはギリギリで踏ん張っていた。結局は、シュート力の差。あと最低20点は取らないと…」と木宮敬信監督(39)が悔しさをこらえて話した。

 光明は若手の成長だ。今季は、開幕前から負傷者が続出。主将の武藤、点取り屋羽柴の4年生の主力は、最後まで戦列復帰できなかった。しかし、代わって1年の山田航、2年の永手ワシントンら下級生が台頭した。「1、2年生がここで経験できたことが来年につながる。新チームでガムシャラに頑張って、来年は関東に勝ちたい」。司令塔大石が目をむいて約束した。【大石健司】