<スピードスケート:全日本スプリント選手権>◇最終日◇30日◇山梨・富士急ハイランドセイコオーバル
女子は岡崎朋美(37=富士急)が来年1月の世界スプリント選手権(ロシア)の代表メンバーに大逆転で選出された。初日500メートルの転倒で大きく出遅れたが、この日は500メートルで5位、1000メートルで3位と巻き返した。同選手権出場への選考基準に足りなかったが、10年世界スプリント選手権への出場枠獲得を期待されて選出された。総合優勝は新谷志保美(29)が5年ぶり2度目。男子は長島圭一郎(26)が2年ぶり3度目の総合優勝を果たした。
岡崎は土壇場に強かった。初日500メートルでまさかの転倒も、「神様が与えてくれた試練」と前向きにとらえ、正念場の最終日では500メートルで5位。最終種目1000メートルでは3位に食い込んだ。五輪メダリストの地力が世界スプリントの選考基準も変えた。男女各3人の代表の基準は、当初今大会の上位2人と3種目トータルでのトップで、総合24位の岡崎は条件を満たしていなかった。だが北海道・帯広開催の10年大会に向け、出場枠4の獲得のため、岡崎の経験が買われた。岡崎は「後輩のために枠を1つでも取りたい」と使命を受け止めていた。



