<アメリカンフットボール・日本選手権:立命大17-13パナソニック電工>◇3日◇東京ドーム
立命大がパナソニック電工の猛攻に耐え、5年ぶり3度目の日本一に輝いた。社会人王者の強烈なタックルに負傷者が続出したが、団結力でカバー。残り7秒、逆転を狙った相手の32ヤードパスもエンドゾーンでインターセプトし、17-13で競り勝った。学生王者の勝利も5年ぶり。MVP(ポール・ラッシュ杯)には、立命大QB松田大司(3年)が選ばれた。
「日本一」のボールをつかんだのは、赤い戦士だった。残り7秒。エンドゾーンまで32ヤードのラストプレーで、パナソニック電工QB高田のパスは左隅へ飛んだ。落下点に立命大の毛利、町、今西が殺到。両軍6人がもつれる中、捕球したのは毛利だった。インターセプトで、激闘に終止符を打った。
相手の高い能力に、団結力で挑んだ。2つのQBサックを決めたDE武知は、右ひざ靱帯(じんたい)を痛め途中退場した。5人も担架で運ばれた。ボロボロになりながら、体を張って猛攻に耐えた。
決戦前夜、4年生35人に、左アキレスけん断裂でプレーできない浅尾主将は手紙を渡した。「自分の思いを伝えたかった。直接渡すのは照れるので、マネジャーにお願いしましたけど」。いつもはメールで伝える思いを、2時間かけて初めて手紙にした。毛利は「『お前がビッグプレーメーカーになる』って書いてました。本当になりましたね」と感激していた。【近間康隆】


