女子レスリング世界選手権4度優勝の山本聖子(28)が、現役復帰することが6日、分かった。7日に都内で会見し、発表する。早ければ今春にも公式戦復帰し、昨夏の北京五輪で2大会連続金メダルに輝いた吉田沙保里(26)と同じ、55キロ級で12年ロンドン五輪を目指すとみられる。

 山本は72年ミュンヘン五輪代表の父郁栄氏の指導の下、姉の元世界女王美憂、兄の格闘家・山本“KID”徳郁の後を追い、5歳からレスリングを始めた。だが女子レスリングが五輪種目に採用された04年アテネ五輪は、吉田に敗れて代表権を逃した。その後、北京五輪を目指したが、06年6月の全日本選抜選手権59キロ級プレーオフで、正田絢子に敗れて世界選手権代表を逃し、引退を決意。同年7月末に所属していたジャパンビバレッジを退社した。

 同時期にハンドボール日本代表の永島英明と結婚し、現在は1児の母。2年半のブランクで体形はふっくらとしたが、日本女子代表の栄監督は「55キロ級には思い入れもあるでしょうし、当面は(非五輪階級の)59キロ級で試合に出て体を戻していくのでは」と話した。

 山本は国内で吉田を最後に破り、通算4勝5敗と渡り合った。再び吉田のライバルとなることが予想されるが、同監督は「非常にいいこと。気持ちと体力が戻れば、もう1度世界の頂点に立てる。55キロ級は世界を見渡しても吉田の独占状態。競い合ってお互いレベルアップしてほしい」と期待。拠点の中京女大への出げいこも歓迎していた。