<テニス:ブリスベーン国際>◇8日◇オーストラリア・ブリスベーン
日本男子のエースで世界61位の錦織圭(19=ソニー)が、右腕の痛みに負けた。準々決勝で、ツアー4勝の実績がある世界31位ポールアンリ・マチュー(26=フランス)と対戦し、3-6、4-6で敗戦。終了直後、帽子をたたきつけて悔しさをむき出しにした。
右腕のアクシデントがプレーに影響した。第2セット、2-1の場面で、錦織がトレーナーを呼んだ。試合を中断し、応急処置を受け、プレーを再開したが、腕を気にして顔をゆがめる場面が続いた。逆転への余力は残っていなかった。「ラリーで押されている感じはしなかった。年初めにしては、良かったと思う」。試合後は、落ち着きを取り戻してコメントした。
序盤から、リズムに乗れなかった。第1セットは、2度サーブを破られた。「思い切り打ってもすごい球が返ってきて、決められなかった」。昨季終盤に痛めた右ひざは完治していない。万全でないコンディションの影響か、変調は右腕にも表れ、主導権を握れないまま試合が終わった。
1、2回戦ともストレート勝ちだった。前日は世界20位のベルディハ(チェコ)を破ったばかり。だが、この日は別人のように動きが重かった。「何とかいけるという希望もあった。腕は筋肉痛のような感じで、1カ所が痛いのではないので大丈夫だと思う。全豪までにはサーブをならしたい」と錦織。2週間後に全豪オープンを控え、不安を抱えてしまった。



