北京五輪女子48キロ級銅メダリストの谷亮子(33=トヨタ自動車)が、復帰予定だったフランス国際(2月7、8日、パリ)を故障のため欠場することが27日、全日本柔道連盟(全柔連)から発表された。19日の練習中に右ひざ内側の側副靱帯(じんたい)損傷、内側半月板損傷を負い、出場が不可能になった。代わりに福見友子(了徳寺学園職)が出場する。

 谷は今月中旬の全日本合宿の参加を免除され、独自調整を続けていたが、練習の乱取り中に相手に乗られて右ひざを負傷。しばらくは練習再開が困難で復帰戦は見送られることになった。女子代表の園田監督は「(復帰には)まるまる1カ月はかかるかもしれない」と見通しを明かした。

 国際柔道連盟は今年から五輪出場資格を懸けたランキング制度を導入。全柔連も8月の世界選手権(オランダ)の代表選考へ、4月の全日本選抜体重別選手権以前の欧州大会での成績も重視する方針。取り巻く状況は変化しており、これまでのように全日本選抜体重別を一発勝負で勝ち抜いても世界選手権のメンバーに選ばれる可能性は低い。

 園田監督は「もともとフランス国際に出ないと世界選手権の選出は厳しいと本人に言っていた。休むことでリスクがどれだけ伴うかは確認している」と話した。全柔連の吉村和郎強化委員長は「年齢的にもう少し休んでリフレッシュした方がいいかもしれない」と話した。12年ロンドン五輪に向けて現役続行を決意した谷にいきなり試練が訪れた。