<W杯スキー:モーグル>◇第6戦◇13日◇スウェーデン・オーレ
女子で上村愛子(29=北野建設)が24・66点の3位となり、今季2度目の表彰台に立った。1月24日の第2戦で優勝し、第3~5戦はミスが目立っていたが、予選をトップ通過し、決勝でターンの得点は優勝したマルブラー(オーストリア)と並んでトップだった。14日はデュアルモーグルに出場する。伊藤みき(中京大)は23・45点で7位、今季W杯初出場の里谷多英(フジテレビ)は予選落ちした。男子の日本勢は尾崎快(早大)の8位が最高だった。
表彰式に臨む上村は久しぶりに明るい笑みを浮かべていた。今季2勝目はならなかったが、24・66点という高得点に「自分らしい滑りはできた」という手応えを感じていた。優勝に届かなかった原因は明確だった。「途中で遅いなと思った」。種目別女王に輝いた昨季の好調時ならば斜面を得意のターンで一気に加速していたが、この日は一定のリズムで滑走した。
昨季は終盤5戦をすべて制し、モーグルでは日本人初の総合優勝を飾った。6連勝を狙った今季初戦は6位に終わったが、第2戦では昨季は故障で欠場した06年トリノ五輪金メダリストのハイル(カナダ)らを破って、W杯通算8勝目。実力を証明した。
だが、優勝後の第3戦から、2戦連続で予選落ちするなど先の3試合はミスが目立っていた。特に第1エアの着地後に苦しみ、今回は特に意識したという。ヘリコプターの着地を決めた後は「絶対にミスをしないで丁寧に滑る」と抑えてしまったという。ターンの得点は優勝したマルブラーと並んでトップの13・3点だったが、タイムは25秒台で上位6人で1番遅かった。「もう少し攻めないといけない」と反省した。
それでもエアと滑りがかみ合ってきたのは大きな前進だ。上村は吹っ切れたような表情で「変なミスはなくなった。次につながる」と前向きに話していた。


