賞金総額1億840万円をめぐって、日本男子マラソンの精鋭が出そろった。日本陸連は23日、東京マラソン(3月22日)の男女国内外招待選手を発表。世界選手権(8月、ベルリン)の選考会でもある男子は、高岡寿成(38=カネボウ)と藤田敦史(32=富士通)の新旧日本記録保持者に加え、北京五輪代表の尾方剛(35=中国電力)らが名を連ねた。

 今回から、国内初の賞金レースとなり、優勝すれば800万円+200万円相当の副賞(現金の可能性もあり)が贈呈される。さらに、世界記録は3000万円、日本記録は500万円、コース記録は300万円のタイムボーナスも設定された。世界記録で優勝すれば、合計4800万円を手にする可能性がある。

 会見した日本陸連長距離・ロード特別対策委員会の木内敏夫委員長代行は「選手のモチベーションは当然上がる。結果的に選手がどういう反応を示すか、感想を聞いてみたい」と話した。国内選考レースでは最も遅い時期の開催で、世界選手権までの期間が短くなる上、暑さも気になる。リスクはあるが、リターンは大きい。日本人トップなら代表に内定するという選考基準だけでなく、ボーナスも励みになる。