バレーボールの日本女子代表で活躍した宝来麻紀子(30=JT)が31日限りで引退することが21日、分かった。この日、宝来は大阪・中之島で行われているビーチバレーのワールドツアー・日本大会の会場に現れ「インドアからは今月で引退します」と話した。

 宝来は、浅尾の敗者復活戦の最中に、会場に姿を現した。「ちょっと見に来てみようかなと思った」。ビーチバレーについては「生で見るのは初めて。2人だから難しそう」と、興味津々の様子だった。

 今年、ビーチに転向した菅山かおるとは、JT時代の同僚で同い年だ。宝来は菅山を見つけると「ビーチってどんな感じ?」と質問。「やってみないと分からないよ」と言われると、うなずいていた。

 宝来は187センチの長身で、仮にビーチに転向すれば、鈴木洋美の185センチを抜いて国内ビーチ界最長身となる。すでにマネジメント事務所に所属し、引退後の準備を進めているもよう。この日、担当者も同行していたが「まだ誰と組んでとかも分かりません」と、ビーチ転向に微妙な発言を繰り返した。