リュージュの日本チームが「ゆるキャラ」でPR作戦を敢行する。9日、札幌市内のホテルで新型そりの技術検討会を行い、マーケティング戦略を依頼していたデザイン会社から応援キャラクターとポスターが発表された。キャラクターはクマの「クーヘン」と「ラシーネ」。チームの強化を目的に、Tシャツやエコバックなどの応援グッズを販売する。認知度アップへ、あの手この手でファン拡大に努める。
リュージュの新キャラクターが決まった。この日、デザイン会社「design
service」の池田享史代表からお披露目された。キャラクターはリュージュの競技場にも出没するというクマ。名前は「クーヘン」と「ラシーネ」だ。池田代表は「リュージュを知ってもらうきっかけ、親近感が出れば」と説明した。ご当地キャラクター「せんと君」のような「ゆるキャラ」でPR作戦を敢行する。
応援グッズ販売へ、最終段階に入った。6月から本格的にグッズ作成を始め、キャラクター入りTシャツやエコバックなどの試作品を製作。今後、ボールペンやクリアファイルなどラインナップを増やし、8月から大々的に売り出していく構えだ。日本代表の高松一彦コーチは「キャラクターがいると浸透は早い。注目が集まるはず」と期待を寄せた。
チーム強化にもつながる。冬季スポーツの中でもマイナー競技のため資金は潤沢でなく、日本オリンピック委員会の強化費だけでは足りない。日本代表クラスの選手でも1シーズンで50~200万円を自己負担し、合宿や遠征に参加してきた。応援グッズの売り上げで、多少は補てんできる。06年トリノ五輪13位の原田窓香(23=信州大)は「応援してもらうのは純粋にうれしい。頑張らないとという活力になる」と話した。
認知度アップのため、リュージュのポスターも作成する。ニューヨーク近代美術館の日本担当エージェント、米山佳子さんに協力を依頼。米山さんの経験や人脈で、応援ソングや、そりのアート美術なども検討している。競技普及に向けて、なりふり構ってはいられない。【長島一浩】



