国内のテニスの大会で全日本選手権に次ぐ賞金総額1300万円を誇ったイザワクリスマスオープン(神戸)が、今年中止になったことが19日、分かった。例年、12月のクリスマスの時期に行われ、昨年で20回目を迎え、これまで杉山愛、浅越しのぶ、添田豪ら日本のトップ選手が優勝者に名を連ねた。しかし、冠の井沢金属が鉄鋼金属業界の低迷を理由に撤退。主催の関西テニス協会は代わりのスポンサーを探したが見つからず、7月いっぱいで開催を断念した。同協会の関係者は「非常に残念だが、このご時世なので無理も言えない」と話した。井沢金属は景気が回復すれば、また冠となる意向はあるという。