<ビーチバレー:エコシステムオープン>◇最終日◇7日◇岡山・渋川海水浴場

 浦田聖子(28=MDI)が今季国内ツアー2勝目にうれし泣きした。楠原千秋(33=フリー)と組んだ女子決勝で尾崎睦(24)草野歩(24)組にフルセットで競り勝ち、5月東京オープン以来のツアーVを飾った。浦田は7月に発症した肋間(ろっかん)神経痛に悩まされる中、先週の東京オープン決勝で敗れた相手にリベンジした。浅尾美和(23)西堀健実(28)組は3位決定戦に勝利。男子は朝日健太郎(33)白鳥勝浩(32)組が優勝し、今季国内ツアーを全勝で終えた。

 浦田聖は優勝インタビュー中に声を詰まらせた。「体を壊してしまい、負けが続いてたんで…」。7月に肋間神経痛を患い「ベッドに背中がつけなかった。我慢しても、まったく動けない。こんなこと初めて」と苦しんだ。今も試合中は「常に息が上がった状態。左右に動くと痛みがある」という。それでも先週敗れた草野・尾崎組に競り勝ち、ツアー最終戦で3大会ぶり優勝。岡山にちなんで桃色の水着で勝った浦田聖は「今夜は祝勝会で『桃色吐息』でも歌いますか ! 」と笑った。