<全国高校駅伝・静岡県大会>◇7日◇エコパスタジアム発着◇男子7区間(42・195キロ)

 浜松日体が2年ぶり4度目の優勝。同校は全国大会(12月20日=京都)に、上位6校は東海大会(三重)に出場する。

 三島北の逆転劇の余韻が残るスタジアムに浜松日体の1年生アンカー藤井寛之が飛び込んできた。女子の波乱は知っていたが、落ち着いていた。6区から1分2秒もらったリードをしっかり守り、両手を上げてゴールした。歓喜の輪に飛び込むかと思ったら、そのまま出迎えのチームメートと整列し、スタジアムに一礼した。前夜から「県で優勝しただけで喜んでいるようでは全国では戦えない。今年は全国で戦うチームなんだ」という石間涼主将(3年)らと決めていた。「心の中では相当盛り上がっています」という藤井も、約束通りに行動した。

 鈴木博之監督(42)も全国トップレベルの手応えをつかんでいるチームだが、大会前はインフルエンザに苦しんだ。授業の合間にもうがいと手洗いを徹底するなど、長距離走者の天敵と闘った。それでも、相次ぐ体調不良で先発メンバーを決めたのは3日前。1年生を3人抜てきしたのも、体調を優先したからだった。鈴木監督は「ご家族や関係者に本当に協力してもらった優勝だと思います。もう1回、締め直して全国で戦ってきます」と力を込めた。