<全国高校選抜バスケットボール北海道大会:札幌山の手101-55札幌創成>◇15日◇最終日◇帯広市総合体育館◇女子決勝

 札幌山の手が札幌創成を大差で下し、前人未到の全道20連覇、28度目の全国大会出場(12月23日開幕、東京)を決めた。第1クオーターで25-17でリードすると、着実に点差を広げた。試合後、上島正光コーチ(66)が「まったくダメ。メシ抜きだ」と厳しかったが、夏からけが人が続出。女王チームは傷だらけだったが、試練を乗り越えて見せた。

 試合後はまるで敗者のようだった。終始リードも、相手にリバウンドを簡単に奪われるなどちぐはぐだった。19連覇中で全道には敵はいない。全国で対戦する長身選手を想定しパスを回し、走り回るバスケットを心がけたが、らしさをみせられぬまま終わった。今野真澄主将(3年)は「ディフェンスを簡単に抜かれたり自分たちのリズムじゃなかった。内容が悪い」とうなだれた。

 状態はボロボロだった。8月に今野主将が右足の甲を疲労骨折するとU-16日本代表の長岡萌映子(1年)も米国遠征で骨折。10月には高田汐織(2年)が左手薬指を骨折と主力が次々と離脱した。大会3週間前に部員21人中8人がインフルエンザにかかった。全体練習ができたのは大会1週間前からだった。

 12月のウインターカップでは3位が最高で、部員全員が毎日書き込むバスケットノートには全国ベスト4の文字が刻まれている。今野主将は「これから調子は上がってくる。あと約1カ月、ディフェンスを修正したい」。全国では試練を糧に上位進出を目指す。【松末守司】