<アメリカンフットボール・関西学生リーグ:関学大31-7立命大>◇最終節最終日◇23日◇大阪・長居スタジアム
ともに優勝を逃していたライバル対決は、関学大が立命大に大勝した。第2Q終了間際にQB加藤翔平(3年=星稜)が23ヤードパスを決めて勝ち越し。その後3TDを重ねて今季最終戦を白星で飾った。ただ優勝を関大に奪われたことで勝利の喜びは半減。鳥内秀晃監督(51)も「来年やな」と来シーズンの覇権奪回を誓った。
これほど寂しい「関立戦」は、いつ以来だろう。優勝した関大に敗れた者同士の消化試合。関学大はこの日のため周到に練ったスペシャルプレーを繰り出し、第4ダウンでのギャンブルを連発した。序盤から攻勢を強めて主導権を握り、立命戦2年ぶり勝利。20点差以上の勝利は同カード10年ぶりだが、鳥内監督はニコリともしない。「この試合が終わったら、もう来年やからな」とつぶやいた。
指揮官は今季を振り返り「関大をなめていたわけじゃないけど、ゲームプランが貧弱だった。1プレーの怖さを教えてくれた」とリーグ戦半ばでの準備不足を指摘。波長を合わせるようにQB加藤も「1つずつのプレーにこだわり、いかに突き詰めてやれるかが重要。来年はどの試合も油断できない」と話した。ライバルは他にもいたと、身をもって教えられた屈辱のシーズン。幸か不幸か、早く終わったぶん、次に備える時間は多い。【大池和幸】


