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小学生ペアが史上初の複勝利/卓球

女子ダブルス1回戦で、ポイントを奪いガッツポーズする森田(右)と瀬山
女子ダブルス1回戦で、ポイントを奪いガッツポーズする森田(右)と瀬山

<卓球:全日本選手権>◇2日目◇13日◇東京体育館

 静岡のスーパー小学生ペアがやってのけた。女子ダブルスで、ともに12歳の瀬山咲希(沼津第五小6年)と森田彩音(菊川・六郷小6年)組が、今村美希(22=永卓会)川瀬寛子(佐賀商高3年)組を3-1で破る大金星を挙げた。日本卓球協会によると、小学生ペアのダブルス勝利は「記憶にない」という快挙。森田はジュニア女子で4回戦まで進み、一般のシングルスも初戦を突破するなど快進撃が続いている。天才少女が大会を盛り上げている。

 ガッツポーズのタイミングは、同時だった。瀬山と森田。2人の小学生が、社会人と高校3年生の「大人ペア」を破った。小学生ペアの全日本出場ですら「記憶にない」(関係者)中で、1勝する大金星。森田が「すっごい勝ちたかったので、うれしい。作戦通り」とはにかめば、瀬山は「最後の1本がすっごい緊張した。最初ってことは、名前が残るのかなぁ」と“初”の快挙におどけてみせた。

 沼津在住の瀬山と、菊川で暮らす森田。遠い2人は年に2回しか練習ができず、大会前も3日間だけ。それでも、小学2年から5年も組んでいる息はピッタリだった。「彩音が攻めて、どっちかというと咲希がつなぐ」(瀬山)「お互いの特徴はばっちり」(森田)。役割を明確にし、第1ゲームを先取。第2ゲームこそ6連続失点で落としたが、残るゲームは粘って、突き放した。コーチとして見守った森田の父利壮さん(50)は「2人とも、いい記念になったんじゃないかな」と快挙に目を細めた。

 スーパー小学生ペアとしての下地は十二分にあった。瀬山は全日本バンビ(小2以下)に小2で、同カブ(小4以下)に小4で優勝した逸材。森田も来季、日本卓球協会が有望選手を長期的に育てるエリートアカデミーの最有力候補に挙がっている。瀬山は「彩音と一緒に組むのも最後。勝てて良かった」と喜んだ。

 14日は、山梨有理、小野思保(淑徳大)組の代表クラスと戦う。「強い人のボールを取ってみたかった。楽しみです」。森田は欲張らず、ただただ強者との対戦を楽しみにした。【今村健人】

 ◆瀬山咲希(せやま・さき)1997年(平9)5月22日、静岡県沼津市生まれ。2歳で卓球を始める。東アジアホープス代表。好きな選手は福原愛。好きな食べ物はドラゴンフルーツ、プルーン、さくらんぼ。嫌いな食べ物はパパイア。家族は両親と兄2人、姉。155センチ、35キロ。B型。

 ◆森田彩音(もりた・あやね)1997年(平9)8月22日、静岡県菊川市生まれ。5歳で卓球を始める。東アジアホープス代表。好きな選手は石川佳純。好きな食べ物は果物、嫌いな食べ物はトマト。好きなアイドルは嵐の櫻井翔。家族は両親と兄。148センチ、34キロ。O型。

 [2010年1月14日12時41分 紙面から]


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瀬山咲希







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