<びわ湖毎日マラソン>◇7日◇大津市皇子山陸上競技場発着
07年世界選手権代表の佐藤智之(29=旭化成)が、2時間10分7秒で日本人トップの2位に入り、アジア大会(11月、中国・広州)代表をほぼ確実にした。両足けいれんを起こして31位に終わった昨年12月の福岡国際での苦い経験を生かした。28日に予定している昨年11月に結婚した薫夫人(26)との披露宴に花を添えた。昨年の世界選手権4位のイエマネ・ツェガエ(エチオピア)が2時間9分34秒で優勝した。
40キロを過ぎ、佐藤は歯を食いしばった。ゴールまで残り2・195キロのラップタイムは、優勝したツェガエの7分07秒を上回る6分50秒。日本人最高の2位でアジア大会代表をほぼ確実に。「福岡で大失敗して落ちるところまで落ちて、再スタートを切りたかった」と佐藤は振り返った。
優勝の本命だった昨年12月6日の福岡国際は両足けいれんを起こして31位。大会1週間後に新型インフルエンザにもかかった。なぜ大会では力を発揮出来ないのか。自問自答し「いつも追い込みすぎていた。気持ちの面で力を抜いてやってみよう」と答えを見つけた。結婚も力にした。かつて旭化成陸上部に所属していた薫夫人の26回目の誕生日、昨年11月28日に結婚。私生活でも支えを得て、失意の福岡国際から3カ月で好結果につなげた。
日本陸連長距離・ロード特別対策委員会の坂口男子マラソン部長も「明るい兆しが見えてきた」と評した。佐藤は「アジア大会に出していただけたらメダルを狙いたい。そこから世界選手権、五輪と目指せたら」と12年のロンドンに夢を描いた。【堀まどか】


