<バレーボール:プレミアリーグ東レ3-1大分三好>◇7日◇浜松アリーナ

 東レが、セミファイナル(SF=4月2日開幕、東京・有明コロシアム)進出を決めた。最下位大分三好の気迫に苦しんだが、第4セットは相手の2度のセットポイントをしのいで逆転。3-1で下して2位に浮上し、サントリーが1-3で敗れたため、4試合を残して4位以上が確定した。秋山央監督(40)は「フルセットに行く可能性があったのに、まったく動じていなかった。自分たちの力を疑わない強さを持っていた」と選手たちをたたえた。

 連覇に挑む今季、SF進出は通過点にすぎない。サービスエース4本を含む28得点のデヤン・ボヨビッチ(26)は「残り4試合に勝ってSFで結果を残し、ファイナルに行く。今考えているのはそのことだけ」と涼しい顔で言った。篠田歩主将(30)も「パナソニックには負け越し、サントリーも次(13日)に負けたら負け越す。それは絶対にやっちゃいけない」と頂点まで「常勝」を胸に刻んだ。【今村健人】