フィギュアスケート世界選手権で2年ぶりの優勝を狙う、バンクーバー五輪女子銀メダルの浅田真央(19=中京大)が25日、26日のSPの滑走順を決める抽選で10組中9組で45番目を引いた。「五輪と同じ滑走順(最終組の1つ前の組で2番目の滑走)でよかった。いいイメージ?

 はい」と笑った。

 しかし、五輪時とは大きな違いがある。五輪金メダルの金妍児(19=韓国)は最終組の51番目に入った。五輪では浅田はSPがヨナの直前で、フリーでは直後の滑走順。特にフリーはヨナの世界歴代最高得点こそ見なかったが、会場の異様な興奮を感じた。その影響からか、ミスを連発。今回は間が空いたことでプレッシャーは軽減されて演技に集中できる。

 現地入り後、この日も含めた2日間の練習でトリプルアクセルを10回中9回成功させ、好調をアピール。「日本にいた時より調子がいいのでひと安心した。(五輪後の)滑り始めは思ったより体が落ちているなと感じていたので。いつもの試合と変わらないと思う」と落ち着いていた。