競泳男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠に輝いた北島康介(27=日本コカ・コーラ)が3月31日、2年ぶりに出場する日本選手権(4月13~18日、東京辰巳国際水泳場)に向け「勝ちにいく。結果も内容も楽しみにしている。見ものだと思う」と自信を漂わせた。この日、昨年から拠点としている米ロサンゼルスの南カリフォルニア大で、2日後の帰国を前に泳ぎを入念に確認。米コロラド州での約3週間の高地合宿では持久力とキックを磨き「とても内容のある練習ができたと思う」と手応えを深めた。

 昨春の渡米から1年。「自分と向き合い気持ちをリセットできた」。知人から南カリフォルニア大で泳ぐことを誘われ、多くの五輪メダリストを輩出した環境に興味を抱いた。常に勝つことが期待された日本とは違う気楽な雰囲気を楽しんだ。「今は水泳を楽しめている」と笑う。長年師事した平井伯昌コーチと離れ、泳ぎを再構築する作業は「自分で考えることで練習の質が上がった」という効果も生まれた。「(過去の自分を)超えられると思ってやりたい。その可能性が見えてきた」とも。

 パンパシフィック選手権(8月・アーバイン=米国)などの代表選考を兼ねた日本選手権では200メートルで2分8秒台を視野に入れるなど、ロンドン五輪への重要なステップになるとの見方を示した。