日本卓球女子のエース、福原愛(22=ANA)が縁起のいい土地で4年前の悔しさを晴らす。12日に開会式を迎える広州アジア大会(中国)に向けて10日、日本選手団は卓球や柔道などが現地入り。福原は前回の06年ドーハ大会ではシングルス、ダブルス、団体と出場全3種目で8強どまり。「1種目でも多くメダルをとりたい」。組み合わせ抽選の結果、団体では前回覇者の中国、強豪の台湾がいる激戦のA組に入った。広州では08年世界選手権(団体)で銅メダルを獲得。昨年10月のW杯では当時世界3位の李暁霞(中国)を撃破しており「いい印象」という。08年北京五輪の現地入りの際ではファン殺到でパニックに陥ったが、この日は大きな混乱はなかった。