14歳の高梨沙羅(北海道・上川中)が“こっそり”メダル奪取を宣言した。今日25日、ノルディックスキーの世界選手権女子ジャンプの個人ノーマルヒル(HS106メートル、K点95メートル)が行われる。公式練習(23、24日)で6本中5本で1位。報道陣の前では「6位以内」と話したが、渡瀬弥太郎コーチは「狙うのは6位かって聞いたら『3位以内』だって」と裏話を披露した。

 尊敬するフィギュアスケートの浅田真央に続くつもりだ。浅田は07年に初出場した世界選手権で2位に入った。高梨は「どんな逆境になっても絶対にはい上がってくる。私も見習いたい」と話す。女子ジャンプは14年ソチ五輪の新種目候補に挙がっている。「先輩たちの背中を追ってきた。作ってくれた道をきちんと歩きたい。最高のジャンプを飛んで(五輪決定に)貢献したい」。沙羅ちゃんがいよいよ世界に舞う。