ノルディックスキー世界選手権の女子ジャンプで日本人初の6位に入賞した14歳の高梨沙羅(上川中)が3日、札幌・宮の森ジャンプ競技場(HS100メートル、K点90メートル)で行われた宮様国際スキー大会の公式練習中に転倒し、今日4日ノーマルヒルと6日(ラージヒル)を欠場することになった。2回目にK点を大きく越える99・5メートルで着地したが、ランディングバーン(滑走路)で足をとられ転倒。右足首を痛めて救急車で札幌市内の病院に搬送された。検査では全治2、3日の打撲と診断され、世界選手権後の凱旋(がいせん)試合の欠場を決めた。女子日本代表の渡瀬弥太郎コーチは「疲れもあったと思うので、4日間はいい休養になる」。9日からの国際蔵王ジャンプ兼コンチネンタル杯(山形)出場は、回復状況を見て判断する。