国際スケート連盟(ISU)のチンクアンタ会長は12日、ドイツのインツェルで記者会見し、21日に東京・国立代々木競技場で開幕予定のフィギュアスケートの世界選手権について「まだ開催できるとは言えない」と話した。同会長は東日本大震災や、東京電力福島第1原発1号機で起きた爆発事故を重大視。「すべての面で安全が確認できなければ開催は決められない。日本の関係当局による保証が最も重要になる」と述べ、早急に結論を出す方針を示した。同選手権では男子の高橋大輔(関大大学院)と女子の浅田真央(中京大)が昨年優勝しており、日本勢初の2連覇が懸かっている。