フィギュアスケート世界選手権(25日開幕、モスクワ)で男子2連覇を狙う高橋大輔(24=関大大学院)が23日、モスクワに日本から到着した。前年王者とあって、空港には地元のテレビ局も取材に駆けつけた。

 モスクワでの大会は、15位に沈んだトリノ五輪の予選を兼ねた05年世界選手権以来だ。「あの時は最悪だった。でも6年たって成長した姿を見せたい。高校3年の時に住んだこともあるので、街がどんなに変わっているか」と楽しみを口にした。

 今回、プーマ社と共同開発したウオームアップ用の陸上靴を初めて持参した。プーマ社とは昨秋、フィギュア選手では異例の契約を結んだ。新シューズは片足200グラム強で、氷上練習と同じ感覚で陸上トレーニングができるよう工夫された。プーマ・ジャパンの河野強志さんは「足裏の感覚を一番優先されていた」。陸上でのジャンプやダッシュでもスケート靴同様に底がねじれないようにした。プーマ社初の日本発信の靴は「風牙」と名付けられた。

 新たな“武器”を手に「2連覇は難しいと思うけど、できると信じて目指したい」と決意を表明した。