競泳日本代表の平井伯昌ヘッドコーチが8日、合宿地の米国から帰国し、世界選手権(競泳24日開幕・上海)で金メダルを狙う男子平泳ぎの北島康介(28=日本コカ・コーラ)の仕上がりに太鼓判を押した。前日7日にロサンゼルスに立ち寄り、北島の状況をチェック。上海の金メダルで来年のロンドン五輪出場が決まるが「体も動いていたし、自分の力が出せる状態だ。最初の100メートルに勝てば、200メートルもいけるんじゃないか」と話した。

 勢いある若手の台頭は見当たらず、100メートルは北京五輪銀メダルのダーレオーエンとの一騎打ち、200メートルは冨田とのワンツー・フィニッシュに期待がかかる。同ヘッドは「集中して力を出すのがうまい。8割、8割5分でも勝てるくらい」と愛弟子の活躍を確信する。北島は11日から始まる北海道合宿には参加せず、独自に調整を進める。