<バドミントン:世界選手権>◇6日目◇13日◇ロンドン

 “スエマエ”が34年ぶりの決勝進出を逃した。女子ダブルス準決勝で北京五輪4位入賞の末綱聡子(30)、前田美順(25=ともにルネサンス)組は、8-21、15-21のストレートで世界ランク1位の王暁理、于洋(中国)組に敗れ、77年の栂野尾悦子、植野恵美子組以来の決勝進出はならなかった。3位決定戦がないため日本女子としては07年小椋久美子、潮田玲子以来の銅メダルが確定した。

 昨年まで2年連続で準々決勝で敗退し、「三度目の正直」で初のメダルを獲得。壁を破った末綱、前田組だったが、第1シードには通じなかった。末綱は「やっぱり悔しい」と涙を拭った。過去2戦2敗の強敵に、持ち前のレシーブ力で対抗しようとしたが、開始から強打に押され、第1ゲームを8-21で奪われた。第2ゲームは一時7-4とリードしたが、10-10から6連続失点し流れを失った。「(この相手に)リードしたことは今までないと思う。力がついてきていることも事実」(末綱)と成長も感じた。