<卓球:チリ・オープン>◇14日◇サンティアゴ

 卓球女子で、12年ロンドン五輪代表の石川佳純(18=全農)が“有言実行”の1勝だ。石川は韓国選手に4-3のフルセットで勝ち、昨年のモロッコオープンに続く自身ツアー2勝目を挙げた。平野早矢香(26)とのダブルスも優勝した。

 決勝の相手は、日本女子が苦手なカットマン。準決勝では平野が苦杯を喫した。しかし石川は粘って最終セット11-6で突き放した。「課題のカットマン相手に勝てて自信になった」。今大会は自身最長の約1カ月に及ぶ海外遠征の第2戦。第1戦のグアテマラのジュニアでも優勝し、これで2連勝。全部で4戦あるが、最後の中国オープンは卓球王国だけに優勝は厳しい。その分「最初の3戦は全勝したい」とノルマを課した。その言葉通り、まずは2大会連続優勝。公約の3戦全勝に、残りは18日開幕のカナダ・ジュニアだけだ。