日本ラグビーフットボール協会は22日、ニュージーランド(NZ)で9月9日に開幕するW杯の登録メンバー30人を発表した。

 東日本大震災の被災地出身者2人が、W杯メンバーに名を連ねた。プロップ畠山健介(26=サントリー)は、宮城県気仙沼市の実家を津波で流された。直後の4~5月のアジア5カ国対抗で長期遠征に同行し、悲しみを力に変えた。「W杯ではいろいろと予想していないことが起きるかもしれない。チーム一丸となって困難を乗り越えたい」。福島県郡山市出身のロック大野均(33=東芝)とともに、被災者の希望の光になるつもりだ。