<バドミントン:ヨネックスオープン・ジャパン>◇4日目◇23日◇東京体育館◇女子ダブルス準々決勝ほか

 女子ダブルスで世界ランク4位の藤井瑞希・垣岩令佳組(ルネサス)が、同6位の河貞恩・金■貞組(韓国)に2-1と競り勝ち、今大会の日本勢として唯一の4強入りとなった。男子シングルスの田児賢一(NTT東日本)は、世界王者リー・チョンウェイ(マレーシア)から第1ゲームこそ奪ったが、第2、第3ゲームを失い、金星はならなかった。女子ダブルスの松尾静香・内藤真実組(パナソニック)、混合ダブルスの佐藤翔治(NTT東日本)松尾静香(パナソニック)組も準々決勝で敗れた。

 藤井・垣岩組が、先輩「スエマエ」に代わって4強をつかんだ。同じルネサス所属で、過去3大会連続3位の末綱・前田組がまさかの初戦敗退。波乱含みの大会にあって、順当に韓国ペアを2-1と下した。垣岩は「先輩たちが試合前に声をかけてくれる。その分も頑張った」と喜んだ。1歳上の藤井とは青森山田高時代からコンビを組む。垣岩が豪打で得点を重ねれば、藤井は正確な技術で相手のミスを誘う。「先を見ないで1戦1戦」(藤井)と着実な歩みで頂点を狙う。※■は日へんに文